沈斯淳・駐日代表が石川県台湾華僑総会設立式典に出席

2013年12月13日 10:42

沈斯淳・駐日代表が石川県台湾華僑総会設立式典に出席

発信日時:2013/12/13
沈斯淳・駐日代表が石川県台湾華僑総会設立式典に出席

 台北駐日経済文化代表処の沈斯淳・駐日代表は12月8日、石川県を訪問し、金沢市内のホテルで開かれた「石川県台湾華僑総会」設立記念式典に出席した。

同式典には、沈代表のほか、蔡明耀・台北駐大阪経済文化弁事処処長、中西吉明・石川県副知事、山野之義・金沢市長、日台友好促進石川県議会議員連盟、金沢市日台親善議員連盟のメンバーら約200名が出席し、盛大に設立を祝賀した。

 このなかで沈代表は、同会設立に祝意を示し、「私のふるさとである台南市は石川県金沢市出身の八田與一技師が設計された烏山頭ダムおよび嘉南大圳があり、台湾の農業の発展に恩恵をもたらしており、台湾と石川県の友好関係をつないでいる」と述べ、同日に金沢市にある八田技師の生家を訪ねたことも紹介し、今後も引き続き台湾と石川県をはじめとする北陸地方との交流および実質的な関係強化に取り組んでいく意欲を示した。

 「石川県台湾華僑総会」は、国立病院機構七尾病院診療部長の陳文筆氏が会長を務め、同会は今後、文化・経済交流活動や、台湾への留学、生活、医療相談などのサポートを行う。

 また、沈代表は12月9日、石川県庁を表敬訪問し、谷本正憲・石川県知事と会見した。谷本知事は、毎日運航されている台北(桃園)~小松の定期便が好調で、今年石川県を訪問した台湾人旅行者がすでに10万人を突破し、同県を訪問した外国人のなかでトップになっていることを説明し、台湾と石川県のさらなる関係強化に期待を示した。

 このほか沈代表は同日、小松市役所および加賀市役所も表敬訪問し、和田慎司・小松市長および宮元陸・加賀市長とそれぞれ会見し、台湾と日本の地方交流強化に向けて意見交換した。